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野球知識2012年9月〜

題名2012/10/30 『外旋(がいせん)と内旋(ないせん)とは何か』

外旋(がいせん)と内旋(ないせん)とは何か

 

このページでは野球に関する用語の解説をしています。
特に野球界で当たり前のように使われている言葉を分かりやすく解説しています。

 

テーマ「外旋(がいせん)と内旋(ないせん)とは何か」

 

〇外旋・内旋とは回旋のことを言う

 ・肩関節と股関節に回旋運動がある
 ・外旋・内旋は私たちが普段の生活で使用している動作
 ・野球では、様々な場面で内旋外旋が使用されている

 

〇内旋とは内側に回転させること

 ・肩関節-真直ぐ手を伸ばした状態で、手の甲を見せるように回すのが内旋運動
 ・股関節-立った状態で、足首を内側に回すのが内旋運動
 ・内側に回すというイメージ

 

〇外旋とは外側に回転させること

 ・肩関節-真直ぐ手を伸ばした状態で、手の平を見せるように回すのが外旋運動
 ・股関節-立った状態で、足首を外側に回すのが外旋運動
 ・外側に回すというイメージ

 

 

※※※詳しい説明※※※

 

今日は最近よく使われている外旋と内旋運動の事についてです。

 

結論から言いますと、

「内旋」→「内側に回転させる運動のこと」

 

「外旋」→「外側に回転させる運動のこと」

 

ということができます。

 

また、内旋と外旋ができる関節は肩関節と股関節です。

野球をしている人にとってはとても大切な関節ですよね。

 

この関節をどっちに動かすかというのを説明するときに使用する言葉です。

 

 

例えを出してみましょう。

 

◆肩関節

手を真直ぐ前に伸ばしてください。
その時手の甲は横を向いている状態が一般的かと思います。(人によっては手の甲が見えていたり、平が見えていたりすることももちろんあります)

 

その手をもっと手の甲が見えるように回してみてください。

 

この動きが「内旋」です。

 

内側に回していますよね。
(右手なら左回転、左手なら右回転)

 

 

逆に、手の平が見えるように回してみてください。

この動きが「外旋」です。

 

外側に回していますよね。
(右手なら右回転、左手なら左回転)

 

 

 

◆股関節

真直ぐ立ってみてください。

 

その状態から、足首を内側に回してみてください。

この動きが「内旋」です。

 

右足なら左回転、左足なら右回転です。

 

 

逆に、足首を外側に回してみてください。

この動きが「外旋」です。

 

右足なら右回転、左足なら左回転です。

 

 

 

なんとなくイメージを掴むことができたでしょうか。

 

 

野球では、バッティングやピッチングに関する説明の時にこの外旋・内旋が多く使われているようです。

 

 

 

野球ライン

題名2012/10/02 『トップはゼロポジションを作ること』

トップはゼロポジションを作ること

 

今日は腕の振り方について考えていきましょう。
初心者にどう教えればよいのか。
また、故障しがちな自分の肩肘をどう改善していけばよいかというところにもつながるのではないでしょうか。

 

テーマ「トップはゼロポジションを作ること」

 

 

〇トップの位置はゼロポジション

 ・肩甲骨から先が真直ぐになっている状態を心がける
 ・肩甲骨と腕の筋肉がまっすぐでないと、負担が大きい
 ・ゼロポジションは一つではない
 

 

〇手首は内側には向けない

 ・手首が内側を向くと、力が伝わりにくい
 ・手が外を向いている状態から前に向かっていく
 ・上腕二頭筋に力が入ると、スピードがあがらない

 

 

〇外旋内旋の力をつかう

 ・肩は外旋から内旋へ
 ・前にあったボールは肘が出るとともに後ろに引っ張られる
 ・肘の内旋を使ってボールを前へもっていくイメージ

 

 

※※※詳しい説明※※※

 

今日は少し難しい部分に触れてみたいと思います。

ボールの投げ方、特にトップからリリースまでの部分です。

 

ここがしっかりできていないと、速いボールは投げれませんし、
また故障にもつながりますので、しっかりと理解して実践してください。

 

まずは、トップについてです。
トップと言う言葉は野球界ではあたり前のように使われています。

 

バッティングでもトップなんて言葉は良く聞きます。

 

 

今回の投球動作に関してのトップは、「ゼロポジション」の事だと言っておきます。

ゼロポジション。初めて聞いたことがある人も多いかも知れません。

 

図があればわかりやすいのですが、言葉で説明しますのでイメージしてみてください。

 

先ず、ゼロとは0度の事です。180度と言った方が分かりやすいかも知れません。

言い換えれば真直ぐであるということです。

 

どこが真直ぐなのかというと、肩甲骨(首から出ている筋肉)と腕の筋肉が真直ぐになっているかどうかという事です。

 

腕もしくは肘をあげてみてください。
ある程度まであげると、肩甲骨と腕の筋肉が真直ぐになるポイントがありませんか?
そこをゼロポジションと言います。

 

もちろん一か所ではありませんので一番良いところを見つけてくださいね。
このトップの位置を作れるかどうかが最初のポイントになります。

 

 

続いて大切なことが、手首です。

一言で言うと、手首が内側(自分が見える側)を向かないことが重要という事です。

 

投げる動作において手首が内側を向くのは変化球を投げるときくらいなものです。

 

手首が内側を向くと上腕二頭筋が緊張します。
すると力が発揮しにくくなるのです。
そう、スピードがあがらなかったりするわけです。

 

 

トップの時は、外側(右投げの場合手のひらが右を向いている状態)、そこから前の人に手首が見えるように投げるのがよいと言われています。

 

 

そして、最後は、内旋外旋の力をうまく使ってボールを投げるという行為をします。

肩の内旋によって、肘が前に出てきます。

 

すると、ボールの重さによってボールの持っている手首の位置が後ろに下がります。
そのまま投げると遠回りになってしまうので、

 

こんどは肘の内旋を使って、ボールを前に持って来て、リリースという具合です。
この流れをしっかりとつかんでおいてください。

題名2012/9/11 『呼び込んで打つという事は、相手に胸を見せないこと』

野球TEAMも組織である

 

バッティングについて考えていきましょう。
今日は、スイングまでの過程で自分の胸をなるべく投手に見せないようにするというこをテーマに考えていきます。

 

 

〇胸を見せるという事は開きが早いという事

 ・開きが早いと、ボールとバットとの接点は少なくなる
 ・なるべく開きが遅くなるようなスイングを心がける
 

 

〇腰の開きと胸の開きを意識する

 ・腰の開きが早いとタイミングが取れない、外角の球に届かない
 ・胸の開きが早いとバットコントロールがしにくい

 

 

 

※※※詳しい説明※※※

 

今日は、胸の開きを意識してほしいという事をお話ししていきます。

よく、「お前開きが早いぞ」ベンチから声がかかることを見かけます。

 

しかし大抵開きが早いというのは腰の開きのことを言っています。

つまり力んだり、タイミングが合わなくて先に腰の回転が始まってしまうのです。

 

これでは、外角の球には手が届かないですし、良い打球を打ってもファールになってしまうこともしばしば。
最後はボテボテのサードゴロなんて結果にもつながってしまいます。

腰の開きが早いということについても十分に意識してください。

 

 

今回は腰に加え、胸の開きについても考えていきます。

そもそも胸の開きが早いとはどういう事でしょう。

 

投手から見て、打者の胸が丸見えになっている状態を言います。

つまり胸が投手方向を向いてしまっているのです。

 

バットスイングという行為は一瞬です。
ましてや振ろうと思ってから実際にバットにボールを当てる瞬間までの間はものすごく短いものです。

 

言葉でイメージすると「ためてためてスパーン」という感じでしょうか。

 

 

ポイントは「ためてためて」という部分です。

よく野球にはためが必要と言われていますが、やはり打撃でもためはとても大切です。

 

このためがあるからこそ次の「スパーン」につながるのです。

 

 

分かってきましたでしょうか。
胸が開かないということはこのためがあるという事なのです。

 

ためがあることで、

 

・ボールをよく見ることができる

・一気にバットを振ることで力強い打球が打てる

・様々な球種やスピードに対応できる

 

などのメリットがあります。

 

 

胸をなるべく投手に見せないようにバットスイングをしてみる事。

これはバッティングにおいてとても大切なことの一つなのではないでしょうか。

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